こんなはずでは…引っ越しとバックビート

年齢的にも時間にゆとりができたので、音楽ブログを再開でもするか、ということになったが去年、その後色々あって公私共々想定外に忙しくなってしまい思ったように記事が書けない。そして今、引っ越しの真っ最中である。

古い音楽ブログでは、ジミ・ヘンドリックスでたくさんのネタを書いていた。こちらのブログでヘンドリックス・ネタを書くつもりはあまりなかったのだが、結局書きやすいところから思いつくままに書いていくとヘンドリックス・ネタになってしまうのに加えて、こちらにブログでもヘンドリックス・ネタが圧倒的にアクセス数が多いので(これには少しばかり驚いた)、ついヘンドリックス・ネタに偏ってしまう。とりあえず、他ではヘンドリックス・ネタを書いていこうと思っている。

ところで、最近気になっている、YouTubeでしきりにバックビードを唱えている関西のおじさんがいる。とりあえずM氏としておく。この人いったい何者か、と調べてみると、アメリカに渡ってニューオリンズのクラブで10年近くハコバンのギターを弾いていた、という経験を持っているらしい、ということがわかった。

そして、日本に帰って来るや、J-Popのリズムの悪さに大いに嘆き、その原因を「頭重心」=1,3拍重心と断定して、バックビード~2,4拍重心でなければよいリズム(のノリ)は生まれない、として啓蒙活動を行っている。

啓蒙活動はいいのだが、日本のブルース・ジャズ系から始まって、J-popに至るまで、プロのプレイヤーのリズムはほとんど全部ダメ、ということで実名まで出して批判を展開しており大変手厳しい。この手厳しさに対して、同調する向きと反対する向きがあってある種の対立さえ生まれているようだ。

個人的な意見を述べるなら、M氏の見解に部分的には同調する。特に日本人のブルース・ロック系のプロ・プレイヤーのリズムが「おさるのかごや」だというのは、まさにその通りだと思う。しかし、日本人が演奏する音楽の大半が、「バックビートでない」というだけで全否定というのは、さすがに度が過ぎている。

これ(=バックビート問題)については、あらためて時間のある時に書くつもりだ。

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