このブログの『音楽学』について

たかがブログでしかも素人が『音楽学』などと大上段に構えるのはいろいろな意味でよろしくないな、とは思っているのですが、結局自分が書きたいのは【それ】なのです。個人研究を単なる独り善がりに陥ることなく、しかも面白く読んでもらうにはどうしたらいいのか結構真剣に悩んでいます(かなり楽しい悩みですが)。

手始めにこのブログの『音楽学』を再定義してみようと考えました。まずは、一般的な定義を参照してみます。

Wikipedia 音楽学

コトバンク 音楽学

軽くまとめると、、、

  1. 音楽史
  2. 実践理論(対位法や和声学、ポピュラーならバークレイ・メソッド)
  3. 音楽哲学、美学(どちらかと言えば伝統的=近代的な哲学・美学)
  4. 音響学
  5. 音響心理学

これらに含まれないものとして、特に20世紀のポピュラー音楽=ポップミュージックをアカデミックに論じる場合には「A. 音楽社会学」があるように思います。例えば、パンクやヒップホップを研究するに際して、それを現代の社会現象として捉える視線はとてもわかりやすいわけです。

あるいは、文化人類学的なアプローチや構造主義的な方法論で民族音楽を捉えるというやり方もありそうで、社会学とは微妙にスタンスが異なるやり方も考えられます。「B. 音楽民族学」とでもしておきます。

それで、このブログで扱う音楽学は、1.の「音楽史」とA. の「音楽社会学」、B. の「音楽民族学」になると思います。補足的に3. 音楽哲学と美学かもしれませんが、やるとしても伝統的な哲学・美学ではなく、20世紀(後半)的な「それ」になると思います。

しかし、実は、これらの分類には収まらない、別の方法論があると思っているのです。その方法論を探るのがこのブログの目的になるかもしれません。

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